


ちょっと考えれば分かりそうなものの、ここまで『文章表現&読解力』で誤解が拡大しているのは、『祭り』としては面白い。
日経ビジネスの文面を読むと、途中までの展開と、後半の問題発言部がストーリーとして繋がっていないことが明白。編集上(誌面スペースの都合上)カットされたと思われるが、強引な結びつけだ。
誌面は、1ページのみ。インタビュー部は、さらに、その一部に限られている。切り取られた一部の発言だけから、久夛良木氏の本音を読み取るのは非常に困難である。また、日経ビジネスの記者は、「久夛良木氏=放漫なエンジニア経営者」という構図で纏めようと必死な様子が伺える。結果として、文章力の無さを露呈しているだけだが。
PSPが注目されている理由は、その圧倒的な潜在能力と低価格性。PSPが使いにくかろうがどうだろうが、みんなPSPを買うし、注目している。
久夛良木氏は、そういう状況を作ったことに絶対的な自信と誇りを持っている。
誰も文句を言えまい。
初期不良問題については、別次元の話。問題には対応を始めている。対応が遅いのは、単に慣れていないからだろう。否を認めて、低姿勢になったところで、対応自体は改善されない。ならば、ということで開き直っているのかどうかは、定かでないが、それも久夛良木流という個性かもしれない。
イヤなら、買わなければいいし、3rd partyも付き合いを止めればいい。プラットフォームとして、PSPは依然魅力的だし、市場も出来つつある。
基本をしっかりデザインしてブレ無いこと。
これは、プラットフォーム戦略では非常に重要なこと。
結局、こういう「祭り」が起きるのは、PSPの快進撃(ビジネス的には、まだ疑問もあるが)に対する妬みの様なものを持っている人が多いということだろう。とりあえず、出たものは批判しておく、というマス報道の基本かもしれない。個人の批判は、単に楽しいからという気軽な動機もあるだろう。イジメの心理とも近い?
また、この「祭り」で儲かるのは、日経ビジネスに他ならない。注目を集めることで収入を増やす。それが日経のビジネスモデルだ。それに対する批判なんて気にするレベルでは無いのだろう。今回の記事も狙って書いたとすれば、してやったり!
『注目を集める者=勝ち組』
という構造は、blog界でも同じこと。 目立った者勝ち!!
不祥事も逆手に取って、注目を集めるツールとして使うという発想は、他にも使えそう。
皆さんの回りでも、世界をあっと驚かせる方法は無いだろうか?
ちょっと考えてみるのも、面白そうです。
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